「風と共に去りぬ」

• ＮＨＫ−ＢＳで１１月２１日放送。１９３９年のクラシックですが、２２２分という長さに躊躇してこれまで未見。この先の人生においてマーガレット・ミッチェルの原作を通読することもなさそうなので、ハイヴィジョン放送の機会に映画ぐらいは観ておくことにします。お勉強モード。

• 随分とアクの強いヒロインで驚きましたが、後半、その言動にやや食傷気味になったところで、アメリカ映画協会選・最も記憶に残る映画のセリフ第１位、「俺の知ったことじゃない（Frankly, my dear, I don't give a damn）」が飛び出すところに心地よい解放感を感じます。

• 劇中ではキス一発で結婚に同意させるレット・バトラーですが、クラーク・ゲーブル本人は口臭がきつかったのでヴィヴィアン・リーに嫌がられていたという話が本当だとしたら面白い。

• 淀川長治／山田宏一／蓮實重彦「映画千夜一夜」によると、メラニー役オリヴィア・デ・ハヴィランドの妹も女優のジョーン・フォンテーンで、「いちばん仲の悪い姉妹の代表」なんだそうです。