Pale Fountains 「Pacific Street」

Pacific Street

  • バディ・マクアルーン的なメロディーが判別できるぐらいにはプリファブ・スプラウトスティーヴ・マックイーン」を聴き込んだ一方、アズテック・カメラ「ハイ・ランド、ハード・レイン」はちっともピンと来なくてすぐに売り払ってしまったことから、どうもこの辺りの音源は手を出して良いのか悪いのか分からないゾーンになっていましたが、久々にタワー・レコードの実店舗に立ち寄った際に見かけて何気なく購入。
  • パーシー・フェイス「マイ・ラヴ」のときに、小西康陽マーシャル・マクルーハン広告代理店。ディスクガイド200枚。小西康陽。」からのチョイスするのは最後かもしれない、と思っていましたが、「ロングショット・フォー・ユア・ラヴ」の記事の中で、本作も80年代の傑作(「I cried」)として触れられており、同書に啓発されて購入した側面もあるのかもしれません。
  • 不自然なほどにトランペットがフィーチャーされているのは、メンバーにトランペッター(アンディ・ダイアグラム)がいるせいなのかと思いましたが、YouTubeで「ジャスト・ア・ガール」や「サンキュー」を聴くと、バート・バカラック的なサウンドを希求していたということのような気もしました。
  • アレンジは機知に富んでいてハッとしますが、曲自体にはさほど強く印象づけられない感じがするのは、ヴォーカルが微妙なせいでしょうか。聴き飽きないといえば聴き飽きないけれど、他に聴きたいものもある中で、そこまで聴かなくても良いかなという感じ。でも「ロングショット・フォー・ユア・ラヴ」が入手できないかと思ったり。