- スモーキー・ロビンソンのソロ・アルバム・シリーズは気になりつつもスルーしていたのですが、元祖クワイエット・ストームの本作だけは(ペイル・ファウンテンズ「パシフィック・ストリート」と一緒に)購入してみました。
- そもそも「クワイエット・ストーム系」という場合の「クワイエット・ストーム」とはFM番組のことで、そのFM番組名の元となったのが本作、ということのよう。個人的には「クワイエット・ストーム系」というとアイズレー・ブラザーズ「ブラザー・ブラザー・ブラザー」や「フォー・ザ・ラヴ・オブ・ユー」を思い出します。
- 「クワイエット・ストーム」(1975年)は、アルバムを通じて挿入されている嵐の効果音が統一感を醸成しており、飛び出たり凹んだりして耳障りな部分が全くなく、実に良い感じ。
- スピナーズ的な「ベイビー・ザッツ・バッカッチャ」を聴いていると、スモーキー・ロビンソンの歌の上手さが染みてきます。
- 「スモーキーズ・ファミリー・ロビンソン」(1976年)の方も、。タイトルと鈍くさいジャケットに戸惑いましたが、小説「スイスのロビンソン(The Swiss Family Robinson)」のもじりだそうです。
- アイズレー・ブラザーズ「ヒート・イズ・オン」の影響か、A面がファンク・サイド、B面がメロウ・サイドとなっていますが、どちらも今ひとつインパクトに欠け、評価が低いのも宜なるかなという感じ。