2011-08-06 中村計 「佐賀北の夏−甲子園史上最大の逆転劇」 本 中村計「甲子園が割れた日−松井秀喜5連続敬遠の真実」を読んで盛り上がったのがちょうど1年前。甲子園コマーシャリズムに踊らされている気もしないではないですが、軽く読めて面白そうだったので購入。 百崎敏克監督はじめ、業の深さのようなものはあまり感じさせず、地方公立高校が奇跡の全国制覇を成し遂げるまでの軌跡を、割とあっさり目に追っている感じ。 むしろ、エピローグで示される、翌春の魔法が解けたようなリアリティー(「また雰囲気悪いんですよね・・・・・」)にジワッと感動しました。 中村計は、雑誌「選択」で連載中の「不運の名選手たち」も面白いので、いつか書籍化されることを期待しています。 佐賀県代表は県立唐津商業ということなので、今年も佐賀北は負けてしまったようです。