Freddy King 「Key to the Highway」

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  • ふと、昔聴いた「ブルース&ソウル・レコーズ」の付録CDが聴きたいなと思って、探してみたものの発見できず。どこかの時点で処分してしまった模様。
  • ならばと情報だけでも検索してみたところ、当該号は2000年12月発売の第37号、特集テーマは「ブルースの時代だった20世紀」。なんともう11年前(プレ911)。
  • 付録CDのタイトルは「ザ・ブルース・スタンダーズ」で「ブルースの20世紀を代表する、スタンダードとなったブルースを全20曲収録!歌詞・対訳・解説付で徹底的に楽しもう!」というもの。曲目は以下のとおり。
    • B.B.King "Everyday I Have The Blues"
    • Memphis Slim "Nobody Loves Me aka Everyday I Have The Blues"
    • T-Bone Walker "Call It Stormy Monday"
    • Albert King "Call It Stormy Monday"
    • Sonny Boy Williamson "Good Morning Schoolgirl"
    • Mississippi Fred McDowell "Good Morning Little Schoolgirl"
    • Big Joe Williams "Baby Please Don't Go"
    • John Lee Hooker "Baby Please Don't Go"
    • Big Bill Broonzy "Key To The Highway"
    • Freddie King "Key To The Highway"
    • Guitar Slim "The Things That I Used To Do"
    • Little Sonny "The Things That I Used To Do"
    • Jimmy Witherspoon "Ain't Nobody's Business part.1"
    • Bessie Smith "'Tain't Nobody's Bizness If I Do"
    • Eddie Boyd "Five Long Years"
    • Jimmy Reed "Five Long Years"
    • Tommy McClennan "Baby Don't You Want To Go"
    • Robert Lockwood "Aw Aw Baby aka Sweet Home Chicago"
    • Otis Rush "Got My Mojo Working"
    • Muddy Waters "Got My Mojo Workin'"
  • 多様なタイプのクラシック10曲を毛色の異なる2ヴァージョンでそれぞれ聴けるため飽きがこず、それまでは半ば義務的、お勉強的に聴いていたブルースのことを良いものだなとしみじみ思えたのはこの辺りだったような気がします。ミシシッピ・フレッド・マクダウェルの尋常ではない格好良さに腰を抜かしたのもこの付録CDでした。
  • 残念ながらインターネット古書店でも当該号は入手困難なようですが、このうち、今でも手元にない音源で聴きたいのは、と考えて真っ先に思い浮かぶのがフレディー・キングによる「キー・トゥー・ザ・ハイウェイ」のライヴ演奏。
  • ということで本アルバムを入手してみました。BSR誌の付録CD収録ヴァージョンと同じかと言われると自信がありませんが、いや、剛直で格好良いです。ハード・パンチャー。
  • 前半7曲が1974〜1975年のフランス公演からの、後半4曲は1970年のロサンゼルス公演からの、それぞれダイジェスト。前後半で重複しているのは「ハヴ・ユー・エヴァー・ラヴド・ア・ウーマン」のみ。ロサンゼルス公演は少し音質に難があります。
  • その時々のフィーリングに過ぎないかもしれませんが、意外にどっしりと聴かせる「スウィート・ホーム・シカゴ」や「イット・エイント・ノーバディーズ・ビジネス」、さすがに手堅い「ハヴ・ユー・エヴァー・ラヴド・ア・ウーマン」の他、「ガット・マイ・モジョ・ワーキング」や「ルック・オン・ヨンダーズ・ウォール」も格好良く決まっていますし、1976年の「ライヴ・アット・ザ・テキサス・オープリー・ハウス」よりは大幅に聴き応えがあるような気がします。満足。