「初体験リッジモントハイ」

映画

ＮＨＫ−ＢＳプレミアムで３月３０日放送。エイミー・ヘッカーリング監督。１９８２年。

ＮＨＫも意外なチョイスをするなと思いましたが、ローリング・ストーン誌のライターだったキャメロン・クロウがサンディエゴの高校に潜入調査して書いた本が原作で、映画もアメリカ議会図書館永久保存という意外に硬派というか高評価な作品。

そういわれてみると、この無内容さの中にも時代の空気がよくパックされている気が何となくしてきます。

フィービー・ケイツ（ケヴィン・クラインと結婚して主婦業に専念しているとは知りませんでした）も惰弱な作品で無意味に脱いだかに見せておいて、時代を経た後の記憶のされ方を見ると、やはりここで脱いでおいて正解だったのではないかという気がします。

フォレスト・ウィテカーはすぐに分かりましたが、ニコラス・ケイジとエリック・ストルツには気付きませんでした。ショーン・ペンの仲間でしたか。

顔に見覚えがあるわりには何で見たか思い出せなかったのがジャッジ・ラインホルド。「ビバリーヒルズ・コップ」におけるエディー・マーフィーの相棒役でした。

また、ハンド先生役のレイ・ウォルストンは「スティング」の競馬実況役でした。言われてみれば、というレベル。

よく分かりませんが、原題は「First Times」ではなくて「Fast Times」なので、「初体験」というよりは「夏時間」ということなんでしょうか。