- 文庫化なった「1Q84」をそろそろ読もうかと振り返ってみるに、「海辺のカフカ」(2002年)以降、いくつかのエッセイなど以外は読んだのか読んでいないのか記憶も曖昧につき「東京奇譚集」(2005年)からリスタート。
- 読んでみてもなお既読か初読か分かりませんでしたが、要するにそういうボンヤリとした読後感。変化により失われたものが気になる一方、新しく得られたものがよく分からないという感じ。
- 何故読まなくなったのかと、「考える人」(2010年8月号)のロング・インタビューを再読しつつ考えてみるに、「神の子どもたちはみな踊る」(2000年)に始まる三人称化導入にうまく馴染めなかった、ということなのかもしれません。