アントン・チェーホフ 「チェーホフ・ユモレスカ−傑作短編集?」

チェーホフ・ユモレスカ―傑作短編集〈1〉 (新潮文庫)

  • 作家として駆け出しの頃、生活費を得るために量産していたユーモア短編のアンソロジー。老作家ドミートリイ・グリゴローヴィチに才能の浪費だと警告された類の作品にスポットを当てるというところが企画の趣旨なのでしょうが、オーソドックスな代表的短編を読むのが先だったと思われます。
  • チェーホフ中級者以上なら楽しいのかもしれませんが、初心者の当方にはあまりのめり込めない内容。購入済みの続編は放棄して、ちくま文庫の短編集(松下裕訳)でも買ってみようかと思います。