2012-12-30 「恋人たちの予感」 映画 NHK−BSプレミアムで10月8日放送。 ロブ・ライナー監督。1989年。 超有名作ですが、今年6月にノーラ・エフロンが亡くなった際に、JMM「from 911/USAレポート」で冷泉彰彦が詳しく解説しているのを読むまではあまり観る気になりませんでした。 確かに「とにかく面倒なことは言葉にして」登場人物に議論をさせてしまう手法も洒落てますし、細かい演出も隅から隅まで冴えてます。 ニューヨークの景色もとても美しく捉えられていますが、撮影はバリー・ソネンフェルド。ジョエル・コーエンの同級生で「ブラッド・シンプル」や「ミラーズ・クロッシング」などの撮影もしている他、自らも「アダムス・ファミリー」や「メン・イン・ブラック」などを監督しているようです。 当時離婚して独身だったロブ・ライナーと実生活でライナーの友人だったビリー・クリスタルの会話や、ノーラ・エフロンと友人との会話をベースにしているとのこと。 やりようによっては、ノーラ・エフロンとロブ・ライナーが当初考えていたという友人のままで終わるエンディングの方が印象的になり得たという気もします。 有名なカッツ・デリカテッセンでのフェイク・オーガズムの後、「彼女と同じものを(I'll have what she's having)」とオーダーしているのはロブ・ライナーの母親だそうです。