都築恭一 「TOKYO STYLE」

TOKYO STYLE (ちくま文庫)

  • 帰路で読むものがなくなるという兵站ミスにより、出張先の仙台で購入。たしか成毛眞「面白い本」で紹介されていたはず。都築響一出世作
  • 東京におけるリアルな賃貸生活のショーケース。何がどうということもないのですが、凄く面白い。覗き見感覚なんだろうか。
  • 冒頭のニューヨーク、ロンドン、パリ、東京の4都市の大きさ比較は盲点でした。
  • テレビの分厚さ、パソコンの大きさ、カセットテープやレコードの存在に時代の変化が感じられます。
  • もうすぐ入居予定の新居ではスタイリッシュに住もうという気負いが打ち砕かれたのは、ある意味良かったかもしれません。
  • 本書に登場する本郷館(木造3階建)が2011年に取り壊されているとは残念な限り。江戸東京たてもの園に移築できなかったでしょうか。
  • 続編「賃貸宇宙」も購入したいところではありますが、転居前は荷物になるだけだし…などと考えているうちにモメンタムを失いそう。