2013-07-30 「ニューヨークの王様」 映画 NHK−BSプレミアムで6月7日放送。チャールズ・チャップリン監督。1957年。 チャップリン最後の監督・主演映画(最後の監督作品は「伯爵夫人」(1967年))。アメリカでは1970年代初頭まで公開されなかったとのこと。 両親の仲間の名前を密告したルパートを抱擁する場面には、怒りというよりは諦念の色合いが強く、1952年にアメリカを追放されたチャップリンによる当てこすり、と単純に割り切れないものがあるように思います。 これといった笑いどころには乏しいものの、放水ホースにふと指を入れてしまう様は妙に可笑しかった。 変にまとまっていない分、「独裁者」などよりは興味深く観られました。