「ジェネラル・ルージュの凱旋」

ジェネラル・ルージュの凱旋 [DVD]

  • 阿部寛の出番も減り(原作より多いようですが)、前作のコメディー的要素がかなり後退。ミステリーの側面も相当薄まっています。
  • その分、堺雅人が漫画か歌舞伎かというぐらいのギリギリの戯画的オーヴァーアクトで引っ張ります。このさじ加減が狙ってできているとしたら凄い。「半沢直樹」も観ておけばよかったかなという気になります。
  • 新党今はひとり党首になった山本太郎が演技する姿には、万物流転の激しさに恐怖感を覚えずにはいられません。
  • 関係ありませんが、前作で、山口良一が「トレイン・ケプト・ア・ローリング」に乗せて、小さな声でレモンティーがどうのこうのと歌う場面が妙に印象的だったのですが、今ふと調べてみると、サンハウス「レモンティー」という原曲がしっかりと存在するようです。
  • 2作観てみた直感としては海堂尊の原作(桜宮サーガ)の方が面白そうな気がしますが、映画を観た上でなお読みたいかと考えると優先順位は低くならざるを得ません。