- 発売当初から面白そうだなとずっと横目で見ていたのですが、自分は走らないしなと何となく敬遠していたアイテム。最近ポツポツと走ったこともあって購入。
- 思い入れが走ってしまってちょっとニューエイジ/疑似科学っぽい部分もなくはないのですが、カバーヨ・ブランコの捜索・発見から僻地大レースに至るメインラインはどうかしてるぐらい面白く、最後はやや盛り上げ方がクサいなと思いながらも涙腺が緩みます。
- 間に挟まれる中ネタ小ネタも熱い。エミール・ザトペックの逸話など泣けました。
- 訳者あとがきがまた面白い。曰く「本書にはベアフット・テッドが運営する公式ファンサイトがあり、そこからスコット・ジュレクやビリー・バーネットといったこの本に登場する人たちのサイトにとべるようになっている。なかでも興味深いのは、カバーヨ・ブランコのサイトだ。ここには、カバーヨの書いた記事に加え、本書で描かれる2006年のレースの結果がアップされている。ルイス・エスコバーが撮った当時の写真も参照可能だ。さらに、2007年以降も毎年3月の第一日曜日にCopper Canyon Ultra Marathonと称されるレースが開催され、2009年には石川弘樹(”エル・ドラゴン”)氏が2位に食いこんでいることもわかる。ぜひご覧になるといいだろう」。
- 続編「ナチュラル・ボーン・ヒーローズ−人類が失った”野生”のスキルをめぐる冒険」もあるようですが、紹介文を読む限りではあまり食指が動きません。