- 朝日新聞を退社してからツアンポー探検に行くまでの間に参画していた雪男プロジェクトの顛末その他。「空白の5マイル」で開高健ノンフィクション賞を受賞する前年に本作で同賞に応募、最終選考で落選していたとのこと。
- アプローチはかなり異なりますが、存在には半信半疑のまま、現象としての雪男に魅了されるという点で佐藤健寿「ヒマラヤに雪男を探す」に類似。
- 「経験豊富で勇猛果敢な猿、雉、犬に『鬼ヶ島には鬼がいるんだってさ。見に行こうぜ!』と誘われ、『え、まじで?』とたじろぐうちに、いつのまにか旅の仲間に加えられて困惑する桃太郎」(三浦しをん)とは言い得て妙。