「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

ウルフ・オブ・ウォールストリート [Blu-ray]

  • 終始押せ押せですが、俳優陣のアドリブも含め、179分は少し持て余す。1.5倍速にしたい場面も多い。
  • むしろ伝説級なのはマシュー・マコノヒーの怪演。本作の一番の見どころでは。ブローカー哲学の開陳、コカインとマスターベーションの推奨ときて、あの訳の分からないチャント(マコノヒーの演技前の儀式を流用したらしい)。凄い。なお、マーク・ハンナは実在の人物のよう。
  • 音楽監督は例によってロビー・ロバートソン(「ザ・ラスト・ワルツ」のコンビ)。突然ブルースが挿入されたりしますが、違和感しかない。80~90年代ポップ・チューンをもうちょっと上手に使えなかったものか。
  • ストラットン・オークモント社をモチーフにした映画として、「マネー・ゲーム(Boiler Room)」(2000年)という作品もある模様。
  • クエイルードなんて耳馴染みのないドラッグだなと思いましたが、鎮静催眠薬メタカロンの商標名で、エーザイが製造したメタカロン=ハイミナール、らしい。
  • これがほぼ実話というのはやはり唖然とするものがある。