マルゲリータ・ジャコーザ/ロベルト・モッタデリ/ジャンニ・モレッリ「世界の特別な一日-未来に残したい100の報道写真」

世界の特別な1日 未来に残したい100の報道写真

  •  図書館活用。冒頭の大陸横断鉄道開通の1枚(1869年5月10日)からインパクトがある。
  • そういう意味では「世界の特別な1日」というよりは原題「The 100 photographs that changed the world」が適切だけれども、逆に、ベルリンの壁崩壊、911テロ、バラク・オバマ大統領就任など、出来事として重要だけれども特に決定的な写真でもないという、邦題がフィットするものも多数。
  • ロンドンでタイタニック号沈没の号外を配るいたいけな少年(当時16歳)が6年後にフランスの前線で戦死、というのは胸に来るものがある。
  • 近年のものはまだ時の洗礼を経ていない印象ではあるものの、スレブレニツァ虐殺の記念日(ジェノサイド被害者の大量の棺)は強い。
  • 「火星探査機『キュリオシティ』のセルフィー」もすごい写真ですが、ロボット・アームが写っていないのは、10枚の写真の合成で消しているということなんだろうか。