2021-05-12 「汚名」 映画 NHK-BSプレミアムで1月7日放送。アルフレッド・ヒッチコック監督。1946年。 今日的にもう少し扇情的に演出すると濃度の高い韓流ドラマっぽくなりそうですが、ギクシャクと進行していくのでどうにも入り込めず、有名なキスシーンだけが印象に残る形。 クロード・レインズと並ぶと際立つイングリッド・バーグマンの大きさ。「カサブランカ」でも共演していたのか(ルノー署長)。
2021-05-09 「ラ・ブーム」 映画 NHK-BSプレミアムで4月23日放送。クロード・ピノトー監督。1980年。 徹底的に他愛のない話ですが、これぐらい無内容な方が13歳のソフィー・マルソーの可愛さに集中しやすくて良い、と思っていたら驚愕のラスト。 これから15分はアメリカンで行こうぜ、と言ってレゲエが流れるところ、意味がよくわからない。 とにもかくにもソフィー・マルソーが可愛いだけで飽かずに観ていられる。ファッションもお洒落。
2021-05-08 磯部涼「ルポ川崎」 本 図書館活用。2017年の刊行時に気になったもののすっかり忘れていましたが、文春オンライン掲載分を読んで関心が甦った。 2019年のクレイジー・ジャーニー(Bad Hop回)でコアになる部分はカヴァーされているものの、東京の河向うににここまで強烈なコミュニティがあるというのはやはりインパクトがあった。 しかしながら、いかんせん内容に幅がないので後半に行くほど単調でダレる。
2021-05-07 「笑の大学」 映画 NHK-BSプレミアムで3月30日放送。星護監督。2004年。 稲垣吾郎でなければという感想は浮かぶものの、そもそもラジオ・ドラマからの二人芝居であって映画向きではなさそう。ラジオ・ドラマ版の三宅裕司/坂東八十助、舞台版の西村雅彦/近藤芳正であったらどうだったか。
2021-05-06 「男はつらいよ-寅次郎の告白」 映画 BSテレ東で2月6日放送。山田洋次監督。1991年。見逃していたシリーズ第44作。 吉田日出子に「つまんなかった。あれだったら監督と喧嘩してでも、自分のやりたいようにやればよかった」と酷評された作品ですが、寅次郎・満男・泉の旅先での邂逅、クライマックスでの徳永英明、正月のアポなし訪問とこの時期の定番。自分から逃げておいて「おじさんとっても可哀そうでした」という要領を得ない総括もシリーズ後期の定番。 渥美清の生え際がギョッとするほど後退。唇の色も人工的で体調悪そう。冒頭の夢パートも語りだけ、吉田日出子との件も過去の思い出だけと出番も限定。 それでも「月がとっても青いから遠回りして帰ろう」からのアリアは良い調子。「アイ・ラヴ・ユー」が異常に笑える。 タコ社長が定年の60歳引き上げに言及。55歳で退職なんて隔世の感。 「腰巻でも買って贈ってやるか」という寅次郎のセリフに驚き。母親(ミヤコ蝶々)はまだ生きているという設定だったのか。 ラストの花馬奉納が良い雰囲気。見てみたくなりますが、安弘見神社なのか坂下神社なのか。ロケしたのは安弘見神社の杵振り花馬祭りでしょうか。
2021-05-05 「地獄への逆襲」 映画 NHK-BSプレミアムで3月26日放送。フリッツ・ラング監督。1940年。 無声映画の巨匠というイメージだったので、フリッツ・ラングがハリウッドでB級プログラム・ピクチャーを多く監督していたというのは意外。 裁判劇からのクレムの死、ボブ・フォードとの対決、ヒロインとの別れ、いずれもあさっりしすぎていて、唐突に放り出されたような感。
2021-05-04 「地獄への道」 映画 NHK-BSプレミアムで3月19日放送。ヘンリー・キング監督。1939年。 鉄道会社が悪というのはかなりはっきりしているものの、義賊的な描写がなかったのは意外。大衆の味方ではなく個人的な復讐。 暗闇の列車強盗のシーンが現代的な緊張感があって格好良かった。 フランク・ジェイムズ役のヘンリー・フォンダの息子(ピーター)も娘(ジェーン)も役者。ボブ・フォード役のジョン・キャラダインの5人の息子のうち4人が役者。 タイロン・パワーがジミー・ガロポロにそっくりでびっくり。