- スティーリー・ダンは長い間聴かず嫌いだったのですが、「エイジャ」を聴いてみたら良かった。
- デ・ラ・ソウルの「アイ・ノウ」の元ネタ「ペグ」が聴きたかったのがきっかけでした。並み居る名手を押しのけて、一発でOKテイクを決めたジェイ・グレイドンのソロは何度聞いても絶品。起承転結の付け方が変態です。
- とはいえ、長いこと聴かず嫌いだっただけに、どんどん聴き進めるということもなく放置。
- 気を取り直してドナルド・フェイゲンのド名盤から再スタート。
- 82年発表のアルバムで、50年代のサバービアの少年が夢見る70年代という設定の仕方がいかにも。
- 「エイジャ」に比べると分かり易いフックが少ないので、ボケッと聴いているとツルッと聴き終わってしまいます。
- ツルッと聴かせるのが実は恐ろしいところで、勘違い誘発度数の高さがコアなファンには逆に疎ましいんだろうなと推測しますがどうなんでしょう。
- ボンヤリとながら「フェイゲン節」なるものが分かってきました。深くハマるかどうかは分かりません。
- ドナルド・フェイゲンは私の中でロビー・ロバートソンと似た存在です。何となく。
- それにしても変わった人です。