Various Artists 「The Best of Dixieland Jazz」

The Best of Dixieland Jazz

  • それ以来、バップ以前の音源をまとまった形で聴きたかったのです。
  • 後々ダブリが気になりそうなので思い切って10枚組。値段は1枚分。思い切るも何も。
  • アーティスト紹介のブックレット(40ページ)が付いているのがポイント高いです。エディ・コンドンの4弦ギターもバッチリ写っています。
  • しかし、カタカナで「ドキュメント」とレーベル名を入れるのはいかがなものか。
  • 怪しい字体が強力なバッタもん臭を醸し出してます(ドイツのレーベル)。
  • 20曲×10枚=全200曲。なかなか手強いですが「いやーハッピーでスウィンギーで良い」だけでは勿体ないので、1枚毎に。
  • 最初は何聴いても同じにしか感じられませんでしたが、聴いているうちに少しずつ違いが見えてくるのが楽しいです。
  • 以下ブックレット(総論)より。
  • ストーリーヴィル赤線地帯は1897年開設。登録売春婦が商売をする売春宿は通称「スポーティング・ハウス」。
  • 売春宿が通常雇ったソロ・ピアノ奏者は、売春婦達からは「プロフェッサー」と呼ばれた。ジェリー・ロール・モートンもその1人(バレて家族から絶縁された)。
  • 多くの初期ジャズ・プレイヤーは音楽で生計を立てることができなかった。
  • キング・オリバー、キッド・オリーといった第2世代のニューオリンズのミュージシャンはスモール・ラインナップ編成のバンドで第1世代の音楽に磨きをかけることで商業的にも成功。