Various Artists 「From Spirituals To Swing: 1938 & 1939 Carnegie Hall Concerts」

From Spirituals To Swing

  • ブックレットの情報が豊富かつ正確を期しているのが実に泣けます。当たり前の事なんですが、当たり前ではないものに悩まされたので。
  • それにしても凄いイヴェント。丁寧なMCを聴くとジョン・ハモンドのアカデミックな意図が感じられます、と思ったら後乗せのスタジオ録音ですか。
  • 演奏にもスタジオ録音の擬似ライブ有り。これ最古の擬似ライブと言っても良いのではないでしょうか。
  • 座席からあぶれた300人の客がステージに座った様子が写真にも写っています。凄い。
  • そうか、トミー・ラドニアにとっては再発見されてから死去するまでのごく短い期間における貴重な大舞台になる訳か。泣ける。
  • ビッグ・ビル・ブルーンジーで客が爆笑してますね(「ホワイト・ハウスで大統領に歓迎されたと思ったけど夢だった〜」の箇所とか)。新鮮。
  • カーネギー・ホールって何だ?美味いのか?」とか言ってた人も結構居たんじゃないかと。ソニー・テリーとか。
  • 呼ぼうとしていたブラインド・ボーイ・フラーが奥さんに発砲して服役中だったためソニー・テリーが代役で呼ばれたとか、ロバート・ジョンソンは契約したものの直後に殺されて出演できなかったとか、いかにもな逸話にグッと来ます。