- 菊地成孔・大谷能生の東大マイルス・デイヴィス講義録がいつ刊行されるのか分かりませんが。
- 非公式講義録を見る限りで、聴いておきたいと思ったアルバムは「ネフェルティティ」と「ゲット・アップ・ウィズ・イット」の2つ。まずは菊地成孔がマイルスの全アルバム中で一番好きだという前者から。
- 予備知識無しで聴いたら「普通の正統派アコースティック・ジャズだなぁ、この後あんな風になっちゃうんだから凄いなぁ」で終わっていたと思われます。
- 非公式講義録や「東京大学のアルバート・アイラー」の該当部分を読み返したり、楽しみで楽しみでまだ読んでいない「憂鬱と官能を教えた学校」の「フォール」「ピノキオ」の解説部分を盗み読みしたりしながら聴くとなるほどなぁと。
- 突き抜けてクールな所業であったことが良く分かります。1曲目はホーンのアドリブが無くて2曲目は調性が無いという。
- 「ネフェルティティ」のテーマ反復の呪術的な刷り込み効果が強力で聴き終わっても中々頭から離れない。「オン・ザ・コーナー」のチキチキチキチキチキチキタタンに近いものが。
- 早く講義録発売されないかな、その前に「マイルス・デイビス−没後10年」でも買おうかな、とレコード・コレクターズのマイルス追悼特集号(1991年12月号)を久方振りに引っ張り出して読みつつ検討中。