- これも何故に購入したのか記憶が定かでない。死刑執行人シャルル−アンリ・サンソンを軸に見るフランス革命のアザー・サイド。
- 初代シャルル・サンソンが死刑執行人になるに至るストーリーと死刑執行人を取り巻く社会的環境がやたらと面白くて一気に引き込まれます。
- 足責めの拷問器具で娘を詰問する死刑執行人というイメージなど鮮烈でクラッと来ました。
- それに比べると、中核を成す、死刑執行の正当性の根拠たる国王を処刑する苦悩を描く部分は図式的に割り切れ過ぎて鼻白まなくもない。
- とはいえドラマティックなエピソードの連続で全体としては一気呵成にかなり楽しんで読めました。