2006-10-20 池田理代子 「ベルサイユのばら」 本 ドビュッシーを聴きながらフランスものが読みたいなと。こういう機会に長年放置しているバタイユやらマンディアルグやらを読めば良いのでしょうがどうにもこうにもその気になれず。 安達正勝「死刑執行人サンソン−国王ルイ16世の首を刎ねた男」を読んだ際に、そう言えば「ベルサイユのばら」って読んだことないなと気付きました。これだけ名高い名作、チェックして損は無いでしょう。 一定の幅の中で揺れ動くオスカルのセクシャリティが堪らない魅力だったのでしょうが、どうにもこうにも気持ち悪くてしょうがありませんでした。 突然白目になったりする表現は流石に古さを感じさせますが、更に10年ぐらい経てば古さからも解放されるかもしれません。 何と言っても少女向けに描かれたものですし、それなりにしか楽しめなかったのも致し方ないと思います。 少女漫画の名作で破滅的に面白いのは美内すずえ「ガラスの仮面」という情報に心動かされているところ。