- 「わが百味真髄」に引き続き、檀一雄の食物エッセイ。
- これはエッセイではなく、本当に実践的なレシピ集なので、読み物として楽しいということもなく。とはいえ、季節感のようなものが優雅に漂っていて、途中で放り出すほどつまらなくもなく。
- という中途半端な読後感とともに荻昌弘の解説を読んでいたら、「新聞連載中は、毎回、喜色満面、自作を実践される氏のスナップ写真が紙面を飾ったが、ここでは惜しみつつそれを除外せざるをえなかった」とのこと。それは是非載せて頂きたかった。
- 次は本命「美味放浪記」で檀一雄シリーズも締めという計画です。
