2007-06-08 檀太郎 「好『食』一代男」 本 「わが百味真髄」、「檀流クッキング」と読み継いできた檀一雄の食物エッセイを「美味放浪記」でアッサリ締めてしまうのも若干寂しいので、その前に長男太郎氏の著作で一休み。 親子だけあって、文体にも似たところがあるのですが、それ故の劣化コピー感が拭えません。 自身が放浪したという南米に話が及ぶと俄然独自色を発揮して面白くなる、ということも特段なく。 梅干しと紅ショウガに関係があることには初めて気付きました。あの色は梅酢だったのですか。 そうか、檀ふみの弟だ。これも嵐山光三郎のあとがきで気が付きました。