中上健次 「鳥のように獣のように」

鳥のように獣のように (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

  • 昔、「岬」〜「枯木灘」を読んで盛り上がって購入したものの、中々入り込みづらくて放置していた中上健次の処女エッセイ集。
  • 「岬」で芥川賞を受賞したのを機に、それまで色々な媒体で書いていた雑文をとりまとめたものとのこと。
  • という経緯はともかくとしても、いかにも古いというか若いというか、時代のコンテクストの中に染まりすぎている印象。
  • 要するに「ブルジョアディレッタント」「同人誌」「転向」「文壇」といった類の話の連続。やや読み通すのが辛かったです。以上。