- 石松と勝五郎が保下田の久六に助けを求めに行く〜久六、次郎長に恩義があるにも関わらずけんもほろろに断る〜石松激怒〜傍らで聞いていた深見村の長兵ヱが助けを申し出る〜勝五郎と石松、落涙、というあらすじ。
- 勝五郎「貸元、有り難う存じます。良い土産が出来ました。わっしゃぁ清水の親分に、何と言ってお詫びをしようと、どういうふうにして顔を合わせようと心配しておりました。有り難う存じます。」、長兵ヱ「まぁ頭を下げるない、涙拭け、みっともねぇから」、という辺りで本当にジーンと来ました。泣けた。
- 本巻ではさほど痺れるフレーズはありませんでしたが、「仏壇(別段)苦情はいわない、位牌(委細)承知仕り候」という渋い駄洒落がありました。