- 「笠と赤い風車」と「こんにゃく問答」。視覚情報抜きでは厳しいとは知りつつも「こんにゃく問答」が聞きたかったので。
- 「こんにゃく問答」といえば林家正蔵。いわゆる彦六師匠。言うほど木久扇のモノマネは似ていない気がしましたが、晩年に向けてああなっていったのかもしれません(録音年月日不詳)。いずれにせよ個性的な話し方であることに間違いはありません。
- 夏目漱石が「三四郎」において「彼と時を同じうして生きている我々は大変な仕合せである」と激賞した三代目小さんに師事したというのだから、歴史の生き証人というかシーラカンスを目の当たりにしているようで非情に感慨深い。
- とはいえ1895年生まれだから志ん生(1890年生まれ)に比べれば5つ年下。1982年まで健在だったので余計にそう感じるのかもしれない。