- 手持ちのは「ライヴ・エクスペリエンス(The Last Experience - His Final Live Performance)」というアルバムだったのですが、調べてみると今年になってこんな怪しいアイテムが発売されていたので勢いで購入してみました。
- 1969年2月のライヴなので「ラスト」ということは全くないのですが、元々はジミ・ヘンドリクスの死の直後に発売されたため、そのようなタイトルが付けられていたようです。
- 「このCDは全世界1000枚限定で、日本への割り当ては300枚のみですので、ご注文はお早めに」とか、相変わらずこの人の音源管理はカオス状態。「0333 of 1000」と確かに番号が振ってあります。
- しかもこのジャケット。これはない。装丁も激しくプア。「ディスク取り出しの際の注意−ディスク取り出しの際にはパッケージを開いて山折りにして取り出して下さい。パッケージの損傷、ディスクの傷つきにご注意下さい」と書いた紙切れが入ってました。
- 同ホールでのクリームの解散コンサートが1968年11月だから数ヶ月前。「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」のカヴァーにはそういう背景があったようです。
- 改めて聴いてみると「ルーム・フル・オブ・ミラーズ」の格好良さが際立っています。デイブ・メイソンとのツイン・ギターにクリス・ウッドのフルート。痺れる。
- 曲間の繋ぎに不自然なところがあり、「完全収録」と呼ぶにはいささか疑わしいところはありますが、「ルーム・フル・オブ・ミラーズ」のリハーサル・バージョン等も聴けますし、高い満足度とはとても言えませんが、特段購入を後悔はしていません。
- チャールズ・R・クロスによる伝記「ジミ・ヘンドリクス−鏡ばりの部屋」の邦訳が今年発売されているようですが、乱発気味の評伝の中でどれぐらい「画期的」で「決定版」なのか今一つ分からないので購入まではちょっとというところ。映画化が決定しているようなので、それはちょっと観てみたい。