2008-12-31 「夢」 映画 遺作から遡る黒澤明作品。「八月の狂詩曲」に続いて「夢」。 「こんな夢を見た」て、おじいちゃーん!と言いたくなりますが、夏目漱石「夢十夜」の様式とのこと。無理すれば美点もいくつかは挙げられるとは思うのですが、厳しいものは厳しい。 野口一等兵が頭師佳孝とは気付きませんでした。あと、いかりや長介の鬼はコントみたいでちょっと面白かった。 ナチュラリズムの村の葬儀に金管楽器というのは違和感がありましたが、大王わさび農場は機会があれば訪れてみたいと思いました。 ある種の巨匠感は湛えていると言えなくもないと思います。次は「乱」。