2009-01-10 つげ義春 「つげ義春コレクション;近所の景色/無能の人」 本 ちくま文庫のつげ義春コレクション、第4回配本。 「貧乏が切なく心地よい−つげ義春が描く駄目人生」ということで、1980年代の助川助三シリーズが中心。 1991年に竹中直人が映画「無能の人」を製作した頃には、かくも長き沈黙に突入するとは思いもしませんでしたが、「いずれ続編を描く予定です」と語ってから早20年、もう描かないつもりなんでしょうか。 井上井月については、近年研究が進んでいるようで、中井三好「漂泊の俳人井上井月記」あたりを機会があれば読んでみたい。 次回、第5回配本は「紅い花/やなぎ屋主人」。2月12日。