「NFL; Tennessee Titans 3 Greatest Games」

NFL: Tennessee Titans 3 Greatests Games [DVD] [Import]

  • NFLグレーテスト・ゲームズ」、STL篇に続いてTEN篇(3枚組)。
  • まずは1999−2000年シーズンのワイルドカード・プレイオフ@アデルフィア・コロシアム。プレイオフ初戦、レギュラーシーズン中ずっと先発を張っていたダグ・フルーティ(87%のファンが先発を支持)を外し、ロブ・ジョンソンに先発させた挙句、TENに「ミュージックシティ・ミラクル」を喫して敗れるという何ともウェイド・フィリップスらしさに溢れる試合。
  • 始めて観ましたが、ロブ・ジョンソンの落ち着かない表情やサイドラインのダグ・フルーティーの立ち姿等々、中々味わいのある乙な試合でした。フランク・ワイチェックからケヴィン・ダイソンへのラテラル・パスの角度がこれまた絶妙に微妙で興を添えます。
  • 続いて同シーズンのAFCチャンピオンシップ@オールテル・スタジアム。ディヴィジョナル・プレイオフでダン・マリーノのラスト・ゲームを7−62で粉砕したトム・コフリン率いる1位シードJAX相手に、前半10−14とリードされながらも、後半23−0でTENが圧倒という、点数だけ見ればファンなら恍惚ものの展開(実際はターンオーヴァーが多発する荒れた展開)。
  • JAXファンの心境を推察するに、QBマーク・ブルネル、WRジミー・スミス、RBフレッド・テイラーを擁し、レギュラー・シーズン14勝2敗と絶好調で突っ走りながら、6ターンオーヴァー(+1セーフティ)で撃沈、このゲームを最後に5シーズンの長きに渡ってプレイオフから遠ざかるという悪夢のような試合として記憶されているのではないでしょうか。
  • 最後は2006年シーズン第14週@リライアント・スタジアム。同地区HOUのホームでOTにもつれ込む熱戦、3&14から飛び出すテキサスの英雄ヴィンス・ヤングの凱旋39ヤードTDラン。ヴィンス・ヤングこそがTENの未来だった、時代は短かった、と言い切るのはまだ早いか、と微妙な心境になりますが、劇的な展開で同地区のライバルを蹴散らし、久々のプレイオフ争いからの脱落を阻止した意味でも当時のファンに与えたインパクトは大きかったのでしょう。
  • スーパー・ボウルのCMでも取り上げられたオーボエの吹けるOG、チェスター・ピッツのプレイを見ることが出来るのも嬉しい(プルアウトから良いブロックを決めたりしていました)。
  • 次はGB篇。10枚組なので中々手強そうでワクワクします。