- 1944年の「素敵なおさがり(The Zoot Cat)」では世相を反映してトムがズート・スーツを着て大暴れしていている他、1943年の「勝利は我らに(The Yankee Doodle Mouse)」もきっとストレートな戦意高揚ものだったんでしょう。
- 作品の性質から考えれば当然ですが、音楽ネタが多くて楽しい(「恋ははかなく(Solid Serenade)」、「ピアノ・コンサート(The Cat Concerto)」、「星空の音楽会(Tom and Jerry in the Hollywood Bowl)」、「ワルツの王様(Johann Mouse)」)。
- 養護施設から送られてくる子ネズミ(「台所戦争(The Little Orphan)」と「インディアンごっこ(Two Little Indians)」)が可愛い。「インディアンごっこ」というのも現代では放送できなさそうな無茶な雰囲気です。
- 記憶にありませんでしたが、ジェリーのケンカ最強のいとこ、マッスル・マウス(「ごきげんないとこ(Jerry's Cousin)」)の常軌を逸した強さには笑えました。
- 日本語の主題歌や冒頭のナレーションがあれば完璧でしたが、不朽の名作クオリティに加えて、国内再放送の印象が強力に刷り込まれているためか、思ったより楽しんで観られました。