- ホイットニー・ヒューストン、1985年のファースト(邦題「そよ風の贈りもの」)。スティーヴィー・ワンダー「イン・スクエアー・サークル」以外には特段の脈絡もなく突如聴きたくなって購入したところ、白い水着のジャケットは日本向けの仕様だったという事実を初めて知りました。
- その日本オリジナル・ジャケットが特典として封入されているのは良いのですが、紙ジャケの外周と同サイズなので少しカットしないと収まりません。どのような形態で保管することを想定しているのかギリギリと問い詰めたくなりますが、当初旧日本盤ジャケットで発売との情報もあったようで発売直前に急遽変更になったのかもしれません。
- よくよく調べてみると日米で曲順も異なったようです。米オリジナルのジャケットに戻したのであれば、曲順もオリジナルの曲順に戻せば良かったのではないでしょうか(若干のヴァージョン違いもあるようです)。
- 目当ての「グレーテスト・ラヴ・オブ・オール」は予想外に優等生的な歌詞で微妙に退屈でしたが、Bメロ(「♫I decided long ago never to walk in anyone's shadow」)のところはさすがにホロッと来ます。
- 発売当初の反応はスローだったとのことですので派手さはないのかもしれませんが、その後ジワジワと売れて最終的には超特大セールスを収めた程の魅力が認められるかと言われると、現段階では首を捻らざるを得ません。
- 飛び抜けた曲もない変わりに、駄曲・捨て曲もない、全打席2ベース・ヒットのような楽曲群がポイントなんでしょうか。
- ヘッドフォン(イヤフォン)ではなく、スピーカーからしっかり音を出して聴いた方が良い感じではあります。
- 追記(2020年7月26日)
- そして自己肯定感についての歌でもあった(Learning to love yourself is the greatest love of all)。ジョージ・ベンソンのオリジナルのほうが大仰でなくて好み。アリの姿とともにジワッとくる。セサミ・ストリート出演時のも良い。
- 敢えてこの歌を取り上げて名曲に押し上げたホイットニー・ヒューストンも2012年にオーヴァードーズで死亡。強く望んでも掴みきれなかった自己肯定感。
The Greatest Love of All (The Greatest film) - George Benson
Sesame Street - George Benson - The Greatest Love of All (1982)