- 「トロージャン・レゲエ・チルアウト・ボックス」に収録されていた、ジョン・ホルトによる「フォー・ザ・ラヴ・オブ・ユー」のカヴァーが素晴らしく染みたので、オリジナルに手を出してみました。
- カヴァーに触発されてアイズレー・ブラザーズのアルバムを購入するのは、「ブラザー・ブラザー・ブラザー」と同じパターン(アヴェレイジ・ホワイト・バンド「ワーク・トゥ・ドゥ」)。
- A面がファンク(「ファイト・ザ・パワー」〜「ヒート・イズ・オン」〜「ホープ・ユー・フィール・ベター・ラヴ」)で、B面がスロー(「フォー・ザ・ラヴ・オブ・ユー」〜「センシュアリティー」〜「メイク・ミー・セイ・イット・アゲイン・ガール」)という緩急織り交ぜない潔い構成。
- A面はまぁこんなもんかなという感じですが、B面のスロー3連発で、アコースティック・ギターを重ねたフォーキーなサウンドに乗せて、ネッチリと歌い込むロナルド・アイズレーが素晴らしい。
- ボーナス・トラックの「ファイト・ザ・パワー」(1980年のライヴ録音)が、B面3曲で浸っていたメロウな気分を壊します。格好良いのですが、無粋極まりない。
- アイズレー・ブラザーズというと、強力に長いキャリア(縦糸の強さ)のせいか、独自に立ち上げたTネック・レコード(横糸の弱さ)のせいか、はたまた、総じてダサいジャケットのせいか、不思議とスルーしてきましたが、あまり外れがなさそうな予感がするので、「3+3」も聴いて、更に気が向いたら「ビトウィーン・ザ・シーツ」までいってみようと思います。
- ロナルド・アイズレーは現在服役中らしい(脱税)。