- 付き合いが長いのか、小佐田定雄と桂文我のコメンタリーは和気藹々としていて悪くない雰囲気。弟、マジカルたけしを思い出しながら演じていた筈などという泣ける話に加え、「サゲ言いはった後、ちょっとね、ドンドンを待ってくれ言うてはりましたね」と余韻を醸し出すための工夫も披露。
- 「つぼ算」は「桂枝雀落語大全(1)」収録のもの(1986年4月16日)と比較すると、畳みかけるような勢いでは分が悪いように思いましたが、単なる刷り込みかも知れません。
- 最後の弟子・桂紅雀のコメンタリーも、師匠の頭蓋骨のフォルムや手のラインへの思い入れを語るなど、敬愛に満ちていて悪くなかったです。
- それだけに、大好きな「つぼ算」の稽古をつけてもらい損ねたというのは可愛そう。