「次郎長三国志−次郎長初旅」

  • ストーリー的には、お蝶の婚礼を済ませて桶屋の鬼吉、関東綱五郎と旅に出発、法印大五郎も強引に仲間入り、増川仙右衛門の喧嘩を仲裁、旧知の佐太郎の料理屋に宿泊した際に仙右衛門と佐太郎が一行の着物を質に入れて博奕でする、おきねの父親に仙右衛門との結婚を口利き、赤鬼の金平(仙右衛門の喧嘩の相手方)と河原で喧嘩、通りがかった森の石松と出会う、というところまで。各エピソードが有機的には繋がらない緩い構成。
  • 前作ラストでついてきていたのは法印大五郎だった模様。
  • 佐太郎の妻が着物を質に入れて次郎長一行を歓待する一方、次郎長一行は無理させまいと酔っ払ったフリをするシークエンスは、いわゆる浪花節的なポイントでしょうか。
  • 増川仙右衛門は秋葉の火祭りで敵討ちを果たす健気なキャラクターだと思っていたのですが、駆け落ちしたり博奕で負けたりのお調子者キャラクターになっています。