- 小西康陽によるディズニー・レコードのコンピレーション。シリーズ第3作ですが、コンピレーションとしては第2弾。
- 前作のライナーでは「『3』は’70年代音源やソフトロック的楽曲が多め」という説明でしたが、「今回は当初予定していたソフトロック・テイストのレパートリーのいくつかのアプルーバルが下りなかったこともあって、キャッチーな楽曲と、かなりモンドでマニアックなトラックが同居するフシギな味わいのアルバムとなりました」とのこと。
- アネット・ファニセロの収録曲が4曲も収録されているのですが、メジャーな「パイナップル・プリンセス」や耐え難いダサさの「ジャマイカ・スカ」などはオミットした方が好ましかったと思うのですが。
- ウッド・ベースとコンガに乗せて「赤頭巾ちゃん」を朗読する「レッド・ライディング・フード」のアシッド・ジャズかダブ・ポエトリーかというクールネス。
- カマラータ「ザ・ジンジャーブレッド・マン」のムシ声はトゥッティ・カマラータ本人。ペリー&キングスレイみたいなキラキラした可愛さ。
- ベスト・トラックはミッキー・マウス・クラブ「ショータイム」でしょうか。子供の合唱が良い感じです。
- やはり、曲の繋ぎのスムースさや全体の統一的な雰囲気という意味では前作よりやや落ちるかなという印象。それでも楽しいですが。
- なんといってもジャケット・デザインが死ぬほどお洒落。それだけで「1」も手許に揃えたくなる衝動に襲われます。