2009-09-25 「次郎長三国志第九部−荒神山」 映画 NHK−BSでの放送。マキノ雅弘による次郎長三国志9作品(東宝)の第9作(1954年)。 本作のあらすじメモ。 都田兄弟を匿う新辰が、役人と農民を使って、炭焼小屋に逃げ込んだ次郎長一家を捉えようとしているところ。 実際には都田兄弟がやった火付けの疑いをかけられ、次郎長から縁を切られる子分衆。吉良の仁吉の婚礼の祝いに次郎長が来るという情報を頼りに三州に向かう。 仁吉一家の仲介で再開。子分衆は仁吉が預かることに。 荒神山で雨乞いをする農民、それを見た神戸長吉一家も水を運ぶ。 一方、神戸長吉の縄張りを狙う安濃徳が都田兄弟を匿い、いよいよきな臭い状況に。 広沢虎造「清水次郎長伝」でも尻切れになっていた「血煙荒神山」、なんとこちらも尻切れ。荒神山後編も「撮影だけはした」とのことですが、何とも消化不良。 冒頭から土屋嘉男登場、七人の侍と同じく、怒れる百姓の役。千秋実も神戸長吉役で登場。 良い感じで盛り上がっていたので残念ですが、東宝の次郎長三国志、これにてシリーズ完結。