- アーシュラ・K・ル=グウィン「ゲド戦記」を読んだ頃に、本作の存在を知ったのですが、その時には購入にまでは到らず。先般、アマゾンで何かを購入する際に送料を無料にするための「下駄」として抱き合わせ購入しておいたところ。
- 他の作品を読んだことはありませんが、「ボブの作品には、ふたつの流れがあった。ひとつは現実的でリアルな物語で、第二次世界大戦が背景になっているものが多い。もうひとつは『怖い』物語で、超自然的な存在や現象を扱っている」とのことで、典型的なスタイルと考えて良いのでしょう。
- 児童文学と呼ぶには渋すぎる作品ですが、読み易さと読み応えが適度なバランスで、堪能いたしました。
- リンディ・マッキネル「ロバート・ウェストールの生涯」を読むと、息子を亡くしたことをきっかけとして、離婚(後に奥さんは自殺)、発病、退職(教師が本業だった)と、割りに不幸な晩年を過ごしたようで、切ないものがあります。