- なんとなく存在だけは知っていた「バケルくん」。1981年の映画「ぼく、桃太郎のなんなのさ」にはバケルくんは登場しないようですので、1984年連載の「新バケルくん」の記憶なのかも。
- 「ジャングル黒べえ」問題も絡んで入手困難だった回もあり、全話コンプリート収録は中々の快挙のようです。
- 無尽蔵にお金が出てくるお父さん(バケ田バケ左衛門)の財布というアイテムは、教育的配慮という観点からは、いささか問題をはらんでいるのではないかと思いましたが、藤子・F・不二雄曰く「子どもはお金が好きなんだよ」とのこと。身も蓋もないというかなんというか。
- 藤子・F・不二雄が直接面接の約束をしてくれたとか、なかなか完成しない背景資料を見守ってもらったとか、心に染み入るエピソードだなと思いつつ、しみじみとえびはら武司の解説を読んでいたのですが、「まいっちんぐマチコ先生」の作者だと思うと若干興醒め。