- ジャン=リュック・ゴダール長編デビュー作。NHK−BSで8月3日放送。1960年。ヌーヴェルバーグの代名詞的作品。
- 説明的描写を排して疾走する中にカメラ目線で語るジャン=ポール・ベルモンドのカットを挟む序盤のクールさには痺れましたが、全体的には、ジャンプカット等が醸し出す脱構築感よりは、「女優に着せる服飾の選択が一貫して素晴らしい」ことや「スナップというか『止め絵』にした時のカッコよさ」(菊地成孔)が強く感じられました。
- 即興的演出で繰り出されるジャン=ポール・ベルモンドとジーン・セバーグの会話は、クエンティン・タランティーノの無駄話へと繋がる源流といえるのでしょうか。