- NHK−BSプレミアムで1月16日放送。溝口健二監督。1936年。一部のフィルムが消失したため、現存しているのは69分ヴァージョンのみとのこと。
- 冒頭いきなりジャズが流れて仰天します。確かにスウィング・ジャズの隆盛期(ベニー・グッドマンのカーネギー・ホール・コンサートが1938年)ではありますが、舞台設定からするとかなり違和感のある組合せ。ストーリーヴィル(ニューオリンズ)と祇園乙部の対比、ということもないのでしょうが。
- 誠実な姉には姉なりの、打算的な妹には妹なりの不幸が待っているところが良いです。番頭と旦那さんの関係など、上方落語の世界が見られるのも嬉しいところ。
- 「雨月物語」よりは断然ピンときました。「浪華悲歌」も機会があれば見たい。