Bob Dylan 「Planet Waves」

プラネット・ウェイヴス

  • 「はじまりの日」に触発され、「フォーエヴァー・ヤング」収録アルバムとして購入。1974年発売。旧知のザ・バンドとの共演。ボブ・ディラン初の全米1位獲得アルバム。
  • 本作発売後、ザ・バンドとともに8年振りのツアーを開始。ツアーの様子を収めたのが「偉大なる復活(Before the Flood)」(1974年)で、いわゆるアサイラム2作。ザ・バンドは「偉大なる復活」の後、「南十字星」(1975年)をリリースし、その翌年、「ラスト・ワルツ」(1976年)で解散という流れ。
  • 1973年夏に、ロビー・ロバートソンがマリブ(ボブ・ディランの近所)に引っ越したり、ワトキンス・グレンで共演ツアーについて話したりしたことが契機になったようです。
  • 「フォーエヴァー・ヤング」のスロー・ヴァージョンはレコーディングに居合わせた旧友のガール・フレンドの一言「歳とってヤワになってるの?」のせいでボツになりかけたそうです。別バージョンがあるのもそのせいでしょうか。
  • ボブ・ディランのオリジナル・アルバムをこれまで聴いたことがなかったので、本作がどの程度の出来なのか良くわかりませんが、ザ・バンドとの相性の良さは分かる気がします。
  • ボブ・ディラン版でもう少し情感があると良いのになぁと思いつつ、手持ちのザ・バンド「ラスト・ワルツ」収録バージョン(存在を忘れていた)を聴き直してみたところ、これが一番好みだったという遠回り。