- NHK−BSプレミアムで12月5日放送。クリント・イーストウッド監督。1990年。
- 「アフリカの女王」撮影時に、サボってハンティングばかりしていたというジョン・ヒューストンの奇行を、当時同行していた脚本家ピーター・ヴィアテルが描いた小説が原作、というあらまし紹介からはとんでもなく面白そうな雰囲気を感じたのですが。
- テンポ、シナリオ、キャスティング、どこに見所を見出して良いのか分からず、イーストウッド・ブランドがなければ単なる珍作という印象。
- 冒頭のモノローグから考えるに、単なる暴力的で破滅的な人物ではないジョン・ヒューストンの人間的魅力やアーティスティックな妄執を描く企図だと思うのですが、そもそもクリント・イーストウッドが少しも破天荒に見えないところが映画全体の求心力のなさの原因ではないかと思われます。