2018-06-15 池澤夏樹 「世界文学を読みほどく−スタンダールからピンチョンまで」 本 これは鉄板で面白いと思って買っておいたアイテム。長らく暖めている間に増補新版が出版されている模様ですが、ふと手に取ってみたところ、やはり面白く、講義録形式も手伝ってスイスイ読了。 ややあらすじ説明が多すぎるきらいはあり、期待していたほど洞察の深さや鋭さはないものの、なるほどと膝を打つ場面も多く、まずは満足。 積みっ放しの、ハーマン・メルヴィル「白鯨」、ウィリアム・フォークナー「アブサロム、アブサロム!」など、改めて読みたいなと読書意欲が刺激されました。