大橋歩「くらしのきもち」

くらしのきもち (集英社文庫)

  • 図書館活用。
  • 越し方を振り返るような内容ですが、常識的で面白味には欠ける。
  • 中二まで別居で「おばさん」と読んでいた母親が気になる。「母は母の弟の経営していた洋裁学校の先生をやめて、洋裁用の小物、ボタンとか糸を売る店をしていました。先生をしているだけでは、娘を大学までやれないからだったと聞いております」との記述もあり、母子家庭であったことが伺われます。
  • 「借りたハンカチは畳んで返さない」というマナー(人に使わせたハンカチはもう使わないものだから)には驚愕。本当に存在する/したマナーなんだろうか。
  • 文章は総じて退屈なものの、もう少しイラストがみたい。表紙の犬(飼い犬のラブラドールか)も可愛い。かけ湯をする女性の後ろ姿も肉肉しくて良かった。