- 発売予定が遅れて心配していましたが無事に発売。第2シーズン一発目ということで非常に楽しいラインナップ。
- 序盤のライチャス・ブラザーズ「リトル・ラテン・ループ・ルー」、エクトール・リヴェラ「チャンス・フォー・ロマンス」、ザ・シープ「ハイド・アンド・シーク」の3連発が白眉。
- 後半のドン&デューイのカヴァーも含め、「フィル・スペクターに口説かれて、『フラれた気持ち』路線のポップスに」行く前の「熱狂的でダンサブルなロック・ナンバー」こそがライチャス・ブラザーズの魅力というのがよく分かる。
- エクトル・リヴェラの巻き舌英語がクールで格好良い。
- 「ハイド・アンド・シーク」はバンカー・ヒルのオリジナルも悪くないですが、どこをどうしたらこうまで格好良くカヴァーできるのか(「みごとに曲は改変、改良されている」)。
- 終盤の、シャーリー・エリス「クラッピング・ソング」、ジミー・ニコル「ハスキー」、ニノ・アンド・エイプリル「二人でお茶を」、ザ・シフォンズ「ストップ・ルック・アンド・リッスン」という辺りも良いタマが揃っていて最高。
- 読物も素晴らしく充実。翁そばのカレーそば玉落としが異常にそそられる。「こんど東京に行くときは。」もすこぶる楽しく、101全部回りたくなる。志な乃(新宿御苑)、丸長中華そば店(荻窪)、ビーフン東(新橋)はぜひとも行きたい。
- 「次号は2022年8月26日発売!DJ TAGO!監修『ラブバラッドじゃ踊れない』」とのこと。