- 前作でガッカリしすぎたせいか11月に発売されていたことにも気づかずに2月ごろ入手、しっかり聴くのもズルズルと遅れてしまい、コンピレーションの趣旨に反してすっかり暖かくなってから聴くことに。
- 飛び抜けた曲もないけれど、「なにも考えずブランケットにくるまって、温かい飲み物でものみながら、のんびり聴いてもらう」というポリシーとそれに沿った統一感があって品の良いコンピレーション。キリッと寒い冬の夜にほっこりと聴きたかった。
- 強いてあげるとヴィンス・ヒル「ゲス・アイル・ネヴァー・ラーン」の「胸締め付ける甘く切ないメロディ」が良かった。ドノヴァン「サニー・グッジ・ストリート」も良い。
- フォー・フレッシュメン「ギルティ」はどこかで聴き覚えがあるような気がしつつ思い出せなくてモヤモヤしながらも「香り立つような甘美なハーモニー」にやられる。
- 小西康陽以外がコンパイルしたものでは一番好き。コンパイラーの富永珠梨が「iPhoneで撮影した北海道の東側(主にオホーツク地方)の風景」の写真も素晴らしくて見ていて飽きない。解説も丁寧。
- この時点では「次号は2023年3月31日発売!『ぼくたちはとても上手にワルツを踊った』」と書いてあります(が現実にはそうならなかった)。