2007-12-16 三遊亭金馬 「NHK落語名人選(6)」 その他 ラジオ・スター三遊亭金馬。十八番の「居酒屋」、「紀州」、「目黒のさんま」がまとめて聴けるお得な第6巻。 「言い違いが少なくてことばの粒立ちがよくて、しかも思い切ってやり、球に伸びがあったのは、先年死んだ三代目の金馬さんでしょう。これはやはり才能ですねえ。」と三遊亭圓生もリスペクトしていました。 柳家小さんが「禁酒番屋」の枕でやっていた酒百態(壁塗り上戸、鶏上戸等)は、「居酒屋」の枕の発展系だったんですか。 「ヘェイ、出来ますものは汁、柱、鱈昆布、鮟鱇のようなもの、鰤にお芋に酢蛸でございます、エィィィー」がやはり何度聞いても可笑しい。「エィィィー」のところが。 神功皇后の三韓征伐とか、徳川吉宗の天一坊事件とか、全く馴染みのない領域の話頻発。流石は元講談師というところなんでしょうか。よく分かりませんが。 三遊亭金馬の「目黒のさんま」というとまさに王道という先入観がありましたが、「下肥」とか「淫売買え」とか今聞くとどぎつい言葉がチラホラあって驚きました。